軽量Linux:Linux Mint 19 "Tara" - Xfceをインストールして驚いた!

無料のOS PuppyLinux を 仕事に使っているけれど問題なしの僕の経緯!


2018年6月29日、「Linux Mint 19(開発コード:Tara)」がリリースされました。本リリースではすべてのエディションが同時にリリースされています。

「Linux Mint 19」はLTSリリースであり、2023年までサポートが提供されます。Windows7のサポート終了が2020年であることを考えると、LinuxMintに移行するのも良い方法かも知れないと思っています。

僕は、仕事で与えられたOS(MS WINDOWS10)以外は、すべてLinuxを使用しています。特に、インターネット上で仕事が完結するときは、もっぱら「PuppyLinux」を使っていますが、困ったことはありません。

以前から、LinuxMintを始めとする、UbuntuやDebianをインストールしては、楽しんでいましたが、今回改めて、「Linux Mint 19 "Tara" - Xfce」を導入してみて、驚きました。

最近は、インストール直後から、日本語表示ができるようになっていることは知っていましたが、この、「Linux Mint 19 "Tara" - Xfce」は、日本語入力までできてしまいました。

なんと、インストール直後から日本語環境が見事に整っていて、何もすることがないのです。

インターネットを検索すると、UbuntuやDebianのインストールでは、タイトルに「日本語化の方法」などがついているサイトが 多かったのですが、今後は必要ななくなるような気さえします。

「Linux Mint 19 "Tara" - Xfce」のインストール方法!

まずは、本家LinuxMintのサイトから「Linux Mint 19 "Tara" - Xfce」をダウンロードしました。

ダウンロードURLは下記のようになります。

https://linuxmint.com/download.php



CinamonやMateなど、いろいろバリエーションがありますが、軽さを追求するなら xface だと思います。

OSの軽さがユーザーに与える「使いやすさ」は便利なユーザーインターフェースよりも優れているので、僕はいつも「xface」を選択します。

もちろん、コンピュータの性能が高ければ、別の選択をしても良いと思います。

いよいよ、インストールの作業に入ります。 ダウンロードしたISOファイルを 100円ショップで購入した「DVDーRW」に焼きます。

USBメモリーでインストールメディアを作成するのが流行してますが、いつも僕は100円ショップです。

一枚の「DVDーRW」を何回も使っていますが、ぜんぜん大丈夫です。

作成した「DVDーRW」から起動します。

デスクトップ上の「インストーラー」をクリックして起動します。

1 言語を選択します。もちろん「日本語」を選びました。



2 キーボードのレイアウトを選択します。



3 「LinuxMintのインストール準備」の画面が現れます。僕はチェックを入れました。



3 「インストールの種類」の画面になります。僕は、「PuppyLinux」などの他のOSとのマルチブート環境を構築したいので、「それ以外」を選択しました。



4 次は、「LinuxMint」をインストールしたいパーティションを選びます。



5 パーティションを下記のように編集することにしました。



6 いよいよインストールを実行しますが、画面の狭いノートパソコンだと、「インストール」が画面の下になってしまいクリックできないことがあります。その時は「Alt」をクリックしながらマウスを操作するとうまくいます。

最初、この操作方法を知らなかったので、ずいぶん悩みました。



7 下記のようなメッセージが現れたら「続ける」を選択します



8 途中、下記のようなメッセージが現れるので、「はい」を選択します。



9 「どこに住んでいますか?」最初から「Tokyo」になっているので、そのまま「続ける」をクリックします。Linuxに知って間もないころ、本当に住んでいる場所を入力したことを覚えています。(笑)ここは「タイムゾーン」などと表記したほうが良いのでは思うのですが・・・



10 ログイン情報を入力します。



11 後は、インストールが終了するのを待つだけです。



途中、様々な「LinuxMint」の情報が流れます。



これで、日本語表示、日本語入力のできる「LinuxMint」がインストールできました。

Linuxのインストールも簡単になったものです。

もちろん、これだけでも日本語入力はできるのですが、日本語入力に対する細かな設定や辞書登録を行うために、

「Synaptic パッケージマネージャー」から「fcitx-config−gtk」「fcitx-config-common」「mozc-utils-gui」などをインストールした気がします。



LinuxMintとPuppyLinuxのマルチブート環境を構築する!

冒頭で述べたように、僕は「PuppyLinux」や他のOSを使用しているので、どうしてもマルチブート環境を構築しなくてはなりません。

いつもなら。「PuppyLinux」を起動して「Grub4Dos ブートマネージャー」を起動して設定するれば、うまく行っていたのですが、「LinuxMint」の存在は認識するものの「LinuxMint」を起動することはできませんでした。



そこで、「LinuxMint」側から「grub2」を起動して、「PuppyLinux」を認識するようにしました。

設定をして、ターミナルから

$ sudo update-grub

を実行すれば良いのですが、設定に結構戸惑いました。



まず、「PuppyLinux」を認識させるために、/etc/grub.d にある 「40_custum」を次のように設定しました。

#!/bin/sh
exec tail -n +3 $0
# This file provides an easy way to add custom menu entries. Simply type the
# menu entries you want to add after this comment. Be careful not to change
# the 'exec tail' line above.

menuentry "xenial-7.5-simple (sda5/xenial-7.5-simple)"{
set root=(hd0,4)
search --no-floppy --fs-uuid --set=root d25fbb1b-6204-46b7-a98c-370f144c92e9
linux /xenial-7.5-simple/vmlinuz psubdir=xenial-7.5-simple
initrd /xenial-7.5-simple/initrd.gz
}

menuentry "upupbb-18.05-12 (sda5/upupbb)"{
set root=(hd0,4)
search --no-floppy --fs-uuid --set=root d25fbb1b-6204-46b7-a98c-370f144c92e9
linux /upupbb-18.05-12/vmlinuz psubdir=upupbb-18.05-12
initrd /upupbb-18.05-12/initrd.gz
}

menuentry "tazpup-5.0ja-0904 (sda5/tazpup-5.0ja-0904)"{ set root=(hd0,4) search --no-floppy --fs-uuid --set=root d25fbb1b-6204-46b7-a98c-370f144c92e9 linux /tazpup-5.0ja-0904/vmlinuz psubdir=tazpup-5.0ja-0904 initrd /tazpup-5.0ja-0904/initrd.xz }

menuentry "LxPupBionic-18.05-8 (sda5/LxPupBionic-18.05-8)"{
set root=(hd0,4)
search --no-floppy --fs-uuid --set=root d25fbb1b-6204-46b7-a98c-370f144c92e9
linux /LxPupBionic-18.05-8/vmlinuz psubdir=LxPupBionic-18.05-8
initrd /LxPupBionic-18.05-8/initrd.gz
}

menuentry "slacko-6.9.9.9-k3.16-4G-PM (sda5/slacko-6.9.9.9-k3.16-4G-PM)"{
set root=(hd0,4)
search --no-floppy --fs-uuid --set=root d25fbb1b-6204-46b7-a98c-370f144c92e9
linux /slacko-6.9.9.9-k3.16-4G-PM/vmlinuz psubdir=slacko-6.9.9.9-k3.16-4G-PM
initrd /slacko-6.9.9.9-k3.16-4G-PM/initrd.gz
}

menuentry 'BionicDog32-sda5 (sdb5)/BionicDog32-sda5)' {
set root=(hd0,4)
search --file --no-floppy --set=root /BionicDog32-sda5/casper/vmlinuz
linux /BionicDog32-sda5/casper/vmlinuz noauto from=/BionicDog32-sda5/ changes=/BionicDog32-sda5/casper/
initrd /BionicDog32-sda5/casper/initrd1.xz
}

なお、(hd0,4)はインストールした場所が、第1ドライブの、第5パーティションを表しています。

また、d25fbb1b-6204-46b7-a98c-370f144c92e9 の部分は uuidです。

uuidの調べ方は、

端末から

$ sudo blkid /dev/sda1

でわかります。

しかし、この設定の後。「update-grub」を実行しても、OSの選択画面が現れません。

いろいろと調べているうちに、

/etc/default にある grub を下記のように訂正すると、OSの選択画面が表示されるようになりました。

これで、好きなOSを選んで仕事ができるようになりました。

GRUB_DEFAULT=10
#GRUB_HIDDEN_TIMEOUT=0
#GRUB_HIDDEN_TIMEOUT_QUIET=true
GRUB_TIMEOUT=10
GRUB_DISTRIBUTOR=`lsb_release -i -s 2> /dev/null || echo Debian`
GRUB_CMDLINE_LINUX_DEFAULT="quiet splash"
GRUB_CMDLINE_LINUX=""

最初の設定では、OSをの選択画面を「HIDDEN」表示しないように設定していたものと思われます。


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