無料のOS PuppyLinux を 仕事に使っているけれど問題なしの僕の経緯!
「Linux Mint 19」はLTSリリースであり、2023年までサポートが提供されます。Windows7のサポート終了が2020年であることを考えると、LinuxMintに移行するのも良い方法かも知れないと思っています。
僕は、仕事で与えられたOS(MS WINDOWS10)以外は、すべてLinuxを使用しています。特に、インターネット上で仕事が完結するときは、もっぱら「PuppyLinux」を使っていますが、困ったことはありません。
以前から、LinuxMintを始めとする、UbuntuやDebianをインストールしては、楽しんでいましたが、今回改めて、「Linux Mint 19 "Tara" - Xfce」を導入してみて、驚きました。
最近は、インストール直後から、日本語表示ができるようになっていることは知っていましたが、この、「Linux Mint 19 "Tara" - Xfce」は、日本語入力までできてしまいました。
なんと、インストール直後から日本語環境が見事に整っていて、何もすることがないのです。
インターネットを検索すると、UbuntuやDebianのインストールでは、タイトルに「日本語化の方法」などがついているサイトが 多かったのですが、今後は必要ななくなるような気さえします。
「Linux Mint 19 "Tara" - Xfce」のインストール方法!
まずは、本家LinuxMintのサイトから「Linux Mint 19 "Tara" - Xfce」をダウンロードしました。ダウンロードURLは下記のようになります。
https://linuxmint.com/download.php

CinamonやMateなど、いろいろバリエーションがありますが、軽さを追求するなら xface だと思います。
OSの軽さがユーザーに与える「使いやすさ」は便利なユーザーインターフェースよりも優れているので、僕はいつも「xface」を選択します。
もちろん、コンピュータの性能が高ければ、別の選択をしても良いと思います。
いよいよ、インストールの作業に入ります。 ダウンロードしたISOファイルを 100円ショップで購入した「DVDーRW」に焼きます。
USBメモリーでインストールメディアを作成するのが流行してますが、いつも僕は100円ショップです。
一枚の「DVDーRW」を何回も使っていますが、ぜんぜん大丈夫です。
作成した「DVDーRW」から起動します。
デスクトップ上の「インストーラー」をクリックして起動します。
1 言語を選択します。もちろん「日本語」を選びました。

2 キーボードのレイアウトを選択します。

3 「LinuxMintのインストール準備」の画面が現れます。僕はチェックを入れました。

3 「インストールの種類」の画面になります。僕は、「PuppyLinux」などの他のOSとのマルチブート環境を構築したいので、「それ以外」を選択しました。

4 次は、「LinuxMint」をインストールしたいパーティションを選びます。

5 パーティションを下記のように編集することにしました。

6 いよいよインストールを実行しますが、画面の狭いノートパソコンだと、「インストール」が画面の下になってしまいクリックできないことがあります。その時は「Alt」をクリックしながらマウスを操作するとうまくいます。
最初、この操作方法を知らなかったので、ずいぶん悩みました。

7 下記のようなメッセージが現れたら「続ける」を選択します

8 途中、下記のようなメッセージが現れるので、「はい」を選択します。

9 「どこに住んでいますか?」最初から「Tokyo」になっているので、そのまま「続ける」をクリックします。Linuxに知って間もないころ、本当に住んでいる場所を入力したことを覚えています。(笑)ここは「タイムゾーン」などと表記したほうが良いのでは思うのですが・・・

10 ログイン情報を入力します。

11 後は、インストールが終了するのを待つだけです。

途中、様々な「LinuxMint」の情報が流れます。

これで、日本語表示、日本語入力のできる「LinuxMint」がインストールできました。
Linuxのインストールも簡単になったものです。
もちろん、これだけでも日本語入力はできるのですが、日本語入力に対する細かな設定や辞書登録を行うために、
「Synaptic パッケージマネージャー」から「fcitx-config−gtk」「fcitx-config-common」「mozc-utils-gui」などをインストールした気がします。

LinuxMintとPuppyLinuxのマルチブート環境を構築する!
冒頭で述べたように、僕は「PuppyLinux」や他のOSを使用しているので、どうしてもマルチブート環境を構築しなくてはなりません。いつもなら。「PuppyLinux」を起動して「Grub4Dos ブートマネージャー」を起動して設定するれば、うまく行っていたのですが、「LinuxMint」の存在は認識するものの「LinuxMint」を起動することはできませんでした。

そこで、「LinuxMint」側から「grub2」を起動して、「PuppyLinux」を認識するようにしました。
設定をして、ターミナルから
$ sudo update-grub
を実行すれば良いのですが、設定に結構戸惑いました。

まず、「PuppyLinux」を認識させるために、/etc/grub.d にある 「40_custum」を次のように設定しました。
#!/bin/sh
exec tail -n +3 $0
# This file provides an easy way to add custom menu entries. Simply type the
# menu entries you want to add after this comment. Be careful not to change
# the 'exec tail' line above.
menuentry "xenial-7.5-simple (sda5/xenial-7.5-simple)"{
set root=(hd0,4)
search --no-floppy --fs-uuid --set=root d25fbb1b-6204-46b7-a98c-370f144c92e9
linux /xenial-7.5-simple/vmlinuz psubdir=xenial-7.5-simple
initrd /xenial-7.5-simple/initrd.gz
}
menuentry "upupbb-18.05-12 (sda5/upupbb)"{
set root=(hd0,4)
search --no-floppy --fs-uuid --set=root d25fbb1b-6204-46b7-a98c-370f144c92e9
linux /upupbb-18.05-12/vmlinuz psubdir=upupbb-18.05-12
initrd /upupbb-18.05-12/initrd.gz
}
menuentry "tazpup-5.0ja-0904 (sda5/tazpup-5.0ja-0904)"{ set root=(hd0,4) search --no-floppy --fs-uuid --set=root d25fbb1b-6204-46b7-a98c-370f144c92e9 linux /tazpup-5.0ja-0904/vmlinuz psubdir=tazpup-5.0ja-0904 initrd /tazpup-5.0ja-0904/initrd.xz }
menuentry "LxPupBionic-18.05-8 (sda5/LxPupBionic-18.05-8)"{
set root=(hd0,4)
search --no-floppy --fs-uuid --set=root d25fbb1b-6204-46b7-a98c-370f144c92e9
linux /LxPupBionic-18.05-8/vmlinuz psubdir=LxPupBionic-18.05-8
initrd /LxPupBionic-18.05-8/initrd.gz
}
menuentry "slacko-6.9.9.9-k3.16-4G-PM (sda5/slacko-6.9.9.9-k3.16-4G-PM)"{
set root=(hd0,4)
search --no-floppy --fs-uuid --set=root d25fbb1b-6204-46b7-a98c-370f144c92e9
linux /slacko-6.9.9.9-k3.16-4G-PM/vmlinuz psubdir=slacko-6.9.9.9-k3.16-4G-PM
initrd /slacko-6.9.9.9-k3.16-4G-PM/initrd.gz
}
menuentry 'BionicDog32-sda5 (sdb5)/BionicDog32-sda5)' {
set root=(hd0,4)
search --file --no-floppy --set=root /BionicDog32-sda5/casper/vmlinuz
linux /BionicDog32-sda5/casper/vmlinuz noauto from=/BionicDog32-sda5/ changes=/BionicDog32-sda5/casper/
initrd /BionicDog32-sda5/casper/initrd1.xz
}
なお、(hd0,4)はインストールした場所が、第1ドライブの、第5パーティションを表しています。
また、d25fbb1b-6204-46b7-a98c-370f144c92e9 の部分は uuidです。
uuidの調べ方は、
端末から
$ sudo blkid /dev/sda1
でわかります。
しかし、この設定の後。「update-grub」を実行しても、OSの選択画面が現れません。
いろいろと調べているうちに、
/etc/default にある grub を下記のように訂正すると、OSの選択画面が表示されるようになりました。
これで、好きなOSを選んで仕事ができるようになりました。
GRUB_DEFAULT=10
#GRUB_HIDDEN_TIMEOUT=0
#GRUB_HIDDEN_TIMEOUT_QUIET=true
GRUB_TIMEOUT=10
GRUB_DISTRIBUTOR=`lsb_release -i -s 2> /dev/null || echo Debian`
GRUB_CMDLINE_LINUX_DEFAULT="quiet splash"
GRUB_CMDLINE_LINUX=""
最初の設定では、OSをの選択画面を「HIDDEN」表示しないように設定していたものと思われます。
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