軽量Linux:manjaro32.orgから manjaro 32bit 版をインストールしてみる!

無料のOS manjaro を 仕事に使っているけれど問題なしの僕の経緯!


「DistroWatch.com」 の人気投票で、LinuxMintを退けて、どうどうの一位を獲得した「manjaro」には以前から興味を持っていました。



しかし、「manjaro」の開発団体は、開発者およびコミュニティー間でi686(32bit版(x86))の需要が低下しており、このアーキテクチャーのサポート終了を決定してしまいました。

そのことで、「v17.0.3 ISO」が「Manjaro Linux 32bit版」をインストールできる最後のイメージとなってしまったのです。

その結果、「manjaroの32bit版」は、2017年10月まではパッケージのアップデートを受け取ることができますが、2017年11月以降サポートが行われなくなってしまいます。

このニュースを知っていたこともあり、32bitのコンピューターしか持っていない僕は、「manjaro」のインストールを当然あきらめていました。

USEDコンピューターに安価な64bitコンピューターが現れるまで、我慢するしかないと思っていたのですが、

「Google」で「manjaro 32bit」と検索したときから、様子が違ってきました。

偶然見つけた manjaro32.org

偶然「manjaro32.org」というウェブサイトを見つけることができました。

https://manjaro32.org/



そこには、

これは何ですか?(manjaro32.orgの説明です)

archの代わりにarchlinux32を使用して、メインプロジェクトからサポート終了後、i686システム用のManjaroを継続しました。 「manjaro32」はサブプロジェクト名です。

どうやって使うの?

私は新しい「manjaro 32びt版」をインストールしたい

現在のインストーライメージはOSDNで入手できます。

と書かれてありました。

当然、OSDN にアクセスしてみました。

manjaro-xfce-17.1.7-rc1-testing-i686.iso (Date: 2018-04-12 18:51) がダウンロードできるようになっていました。



早速、インストールメディア(100円ショップのDVDーRW)を作成しました。



manjaro 32bit版のインストール!



初めて、「manjaro」をインストールするわけですが、まず、「manjaro」の特徴について調べてみました。

1. Arch Linuxをベースとした、デスクトップ向けの高速で使いやすいオペレーティングシステムになっています。

2. 安定したローリングリリースモデル、複数のカーネルをインストールする機能等があり、Xfceをコアオプションとして提供しています。

インストール作業は、驚くほど簡単で親切でした。

1 インストールメディア(DVDやUSBメモリー)から起動します。



最初の画面で、ロケールやタイムゾーン、キーボードの種類を設定できます。

すべて、日本語環境にすると、その後ずっと日本語の環境で「manjaro」をインストールできます。

2 「manjaro」がインストールメディア(僕はDVDです)から起動しました。



3 「インストーラーを起動」を選択します。



4 「タイムゾーン」を「Asia/Tokyo」に設定します。(ロケーションがJapanease(japan))になります。



5 「キーボード」を設定します。すでに日本語環境になっていると思います。



6 インストールする「パーティション」を選択します。僕は、内部ハードディスクではなくてUSBメモリーに「manjaro」をインストールして、PuppyLinuxと共存させたいので、「手動パーティション」を選択しました。



7 USBメモリーの「adb5」に「manjaro」をインストールすることにしました。





8 「ユーザー情報」を設定します。



9 これまでに選択したものの確認が現れます。(すごく親切です)



10 いよいよインストールです。



11 インストールの途中にいろいろな説明が出できました。



12 無事、「manjaro」のインストールが終了しました。



再起動すると、「日本語表示」になった「manjaro」が起動します。ただ、まだ「日本語入力」はできないので、以後設定していきます。

「manjaro」の日本語入力の設定

Fcitx-Mozcで日本語入力ができるように設定

1 まず、レポジトリーを更新します。

端末から、

sudo pacman -Syy

と入力します。

2 IPAフォントをインストールします。

端末から、

sudo pacman -S otf-ipafont

3 Fcitx-Mozcをインストールする

端末から

sudo pacman -S fcitx-mozc fcitx-gtk2 fcitx-gtk3 fcitx-qt4

4 ~/.xprofile ファイルを作る

端末から、

sudo mousepad ~/.xprofile

として、以下のテキストをコピーします。

export LANG="ja_JP.UTF-8"
export XMODIFIERS="@im=fcitx"
export XMODIFIER="@im=fcitx"
export GTK_IM_MODULE=fcitx
export QT_IM_MODULE=fcitx
export DefaultIMModule=fcitx

5 ~/.bashrc ファイルを編集する

端末から、

sudo mousepad ~/.bashrc

以下のテキストをコピーしました。(最終行からコピーしました。)

export GTK_IM_MODULE=fcitx
export XMODIFIERS=@im=fcitx
export QT_IM_MODULE=fcitx

6 一度ログアウトして再度ログインすると、日本語入力ができるようになっているはずです。



7 日本語表示をきれいにする

[設定マネージャ]→[外観]

デフォルトフォント :「IPAPゴシック」

デフォルトMonospaceフォント: 「IPAゴシック」

に指定→[閉じる]。



「manjaro 32bit」の印象

「manjaro 32bit」をインストールしての印象ですが、とにかく親切で、キビキビ動作してとても気に入ってます。

何か思いついて、メモしようと「manjaro」を起動してもすぐに使えるようになります。

素晴らしいOSに巡り合うことができました。

この記事もすべて「manjaro」で書いています。

次回は、「manjaro 32bit」と「PuppyLinux」の共存について書きたいと思っています。


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