無料のOS PuppyLinux を 仕事に使っているけれど問題なしの僕の経緯!
ハードディスクではなく、1000円くらいで購入したUSBメモリーにインストールしたのですが、とても快適に動作しています。
はじめて、「Arch Linux」をベースにしたディストリビューションにふれるので、まだまだ詳しいことはわかりませんが、とても設計が親切な感じがします。
日本語化もそれほど難しいことはありませんでした。
実際このブログの記事も、「manjaro 32bit」で書いています。
さて、「manjaro 32bit」もとても魅力的なディストリビューションであることはすぐに分かりましたが、いままで仕事使っている「PuppyLinux」も必要なので、USBメモリー上に、マルチブート環境を構築しました。
なお、内部ハードディスク上にマルチブート環境を構築する場合も方法はまったく同じです。
結局、
1 manjaro 32bit
2 XenialDog
3 XenialPup-7.5
4 DebLibe_Stretch
のクアドラプル(4)ブート環境になりました。
ただ「manjaro 32bit」に慣れてくると、こちらに移行する可能性を感じています。
Grub2を使ったクアドラプルブート環境の構築!
PuppyLinuxでブートローダーを作成する場合「Grub4Dos」を使いますが、「Grub4Dos」で「manjaro 32bit」を認識させることはできませんでした。(もちろん、僕の技術力がないからです)そこで、「manjaro 32bit」の「grub2」を利用することにしました。
PuppyLinuxを認識させるには、「manjaro 32bit」を起動して「/etc/grub.d/40_custom」を編集する必要があります。
例えば、パーティションの「sdb7」にインストールした「XenialDog」であれば、次のようなスクリプトを「/etc/grub.d/40_custom」に追加します。
「XenialDog-sdb7」というのは「XenialDog」をインストールするために作成したフォルダーです。
(hd1,6)は「sdb」ドライブの「第7パーティション」を表しています。
hdの表記は0から数え始めるので、「sda」であれば、「hd0」「sdb」であれば「hd1」になります。パーティションも同じように数えていくので、「sdb7」であれば(hd1,6)という表記になります。
sdbドライブの第7パーティションに「XenialDog-sdb7」というフォルダを作成して、「XenialDog」をインストールした場合のスクリプト
menuentry 'XenialDog-sdb7 (sdb7/XenialDog)' {
set root=(hd1,6)
search --file --no-floppy --set=root /XenialDog-sdb7/casper/vmlinuz
linux /XenialDog-sdb7/casper/vmlinuz noauto from=/XenialDog-sdb7/ changes=/XenialDog-sdb7/casper/
initrd /XenialDog-sdb7/casper/initrd1.xz
}
また、Pup系のPuppyLinux 「XenialPup-7.5」を認識させるには、下記のようになります。
menuentry "xenial-7.5-sdb7 (sdb7/xenial-7.5)"{
set root=(hd1,6)
search --no-floppy --fs-uuid --set=root 16d4319e-5150-4b10-a193-490169f2abb1
linux /xenial-7.5-sdb7/vmlinuz psubdir=xenial-7.5-sdb7
initrd /xenial-7.5-sdb7/initrd.gz
}
ここで、「xenial-7.5-sdb7」は「XenialPup-7.5」をインストールするために作成したフォルダー、「16d4319e-5150-4b10-a193-490169f2abb1」は、の部分は /dev/sdb7/ の「uuid」になります。
なお、「uuid」は次のコマンドで調べることができます。
sudo blkid /dev/sda5
この後、ターミナルから
sudo update-grub
実行すれば、「grub2」を使った「ブートローダーの作成」は終了です。
現在の 「/etc/grub.d/40_custom」 です。(僕の備忘録です)
#!/bin/sh
exec tail -n +3 $0
# This file provides an easy way to add custom menu entries. Simply type the
# menu entries you want to add after this comment. Be careful not to change
# the 'exec tail' line above.
menuentry "xenial-7.5-sdb7 (sdb7/xenial-7.5)"{
set root=(hd1,6)
search --no-floppy --fs-uuid --set=root 16d4319e-5150-4b10-a193-490169f2abb1
linux /xenial-7.5-sdb7/vmlinuz psubdir=xenial-7.5-sdb7
initrd /xenial-7.5-sdb7/initrd.gz
}
# menuentry "artfulpup-17.11-16 (sdb7/artfulpup-17.11-16)"{
# set root=(hd1,6)
# search --no-floppy --fs-uuid --set=root 16d4319e-5150-4b10-a193-490169f2abb1
# linux /artfulpup-17.11-16/vmlinuz psubdir=artfulpup-17.11-16
# initrd /artfulpup-17.11-16/initrd.gz
# }
menuentry 'XenialDog-sdb7 (sdb7/XenialDog)' {
set root=(hd1,6)
search --file --no-floppy --set=root /XenialDog-sdb7/casper/vmlinuz
linux /XenialDog-sdb7/casper/vmlinuz noauto from=/XenialDog-sdb7/ changes=/XenialDog-sdb7/casper/
initrd /XenialDog-sdb7/casper/initrd1.xz
}
menuentry 'DebLive_Stretch-i386-61 (sdb7/DebLive_Stretch-i386-61)' {
set root=(hd1,6)
search --file --no-floppy --set=root /DebLive_Stretch-i386-61/live/vmlinuz1
linux /DebLive_Stretch-i386-61/live/vmlinuz1 noauto from=/DebLive_Stretch-i386-61/ changes=/DebLive_Stretch-i386-61/live/
initrd /DebLive_Stretch-i386-61/live/initrd1.xz
}
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