無料のOS PuppyLinux を 仕事に使っているけれど問題なしの僕の経緯!
年齢を重ねるにつれて、メモをしておかないと、大切な設定などは忘れてしまうのです。
インターネットで忘れてしまった事柄を検索すると、自分のウェブサイトがヒットすることがよくあります。
本当にメモ(書き留めておくこと)は大切だと実感します。
StretchDogをインストールするのに行ったこと!
- インストールはフルーガルインストール(簡易なインストール)を実行
- 無線LAN接続
- 日本語化はZetstepさんが開発したものを使用
- 日本語変換はMozcに加えて、Anthyを追加
- 画面の明るさの調整
- 役立つブラウザーSlimJetのインストール
- 脆弱性を修正したLibreOffice6.0.1のインストール
結構知らなかったことがあって、勉強になりました。
StretchDogのダウンロード
1 まず、StretchDog32をダウンロードします。 ダウンロードサイト
a 本家フォーラム StretchDog
b https://archive.org/download/Puppy_Linux_StretchDog32/StretchDog32-openbox_xfce-jwm-2017-10-10.iso
https://archive.org/download/Puppy_Linux_StretchDog64/StretchDog64-openbox_xfce-jwm-2017-10-10.iso
僕は32bitパソコンしか持っていないので、32bit版の方で説明します。
適当なフォルダにISOファイルを保存して、別のPuppy Linuxなどで、ISOファイルをクリックして、内容を表示します。
1 保存した 「StretchDog」のISOファイル。
2 別のPuppy Linuxでクリックして内容を表示。
ここで必要なのは、「live」フォルダだけです。
そっくりそのまま、内蔵ハードディスクの「sda5」にコピーしました。下の図ではたくさんのファイルやフォルダが表示されていますが、必要なのは「live」フォルダだけです。
4 「StretchDog」を起動するために、ブートローダーの「menu.lst」に下記のようなスクリプトを追加します。
「sda5」に「live」をコピーしたので、sda:第1ドライブ、6:第5パーティションになります。hdの記述は0からカウントするので、(hd0,4)となります。
title StretchDog (sda5)
root (hd0,4)
kernel (hd0,4)/live/vmlinuz1 noauto from=/ changes=/live/
initrd (hd0,4)/live/initrd1.xz
これで、「StretchDog」が起動できるようになりました。
StretchDogの無線LAN接続
StretchDogの無線LAN接続に、少しはまってしまいました。行ったことは、
- wifi接続ツールを「peasywifi」から「frisbee」に変更したこと
- 無線LANを認識させるのにfirmwareをインストールしたこと
frisbeeのインストールは
Puppy_Linux_StretchDog32
にアップロードされている
frisbee_1.2-20170430_i386.deb
をインストールしました。
しかし、6千円位で手に入れたノートパソコン「VersaPro」の無線LANを認識してくれません。
結構、試行錯誤しました。しかし、同じウェブサイトに
99-firmware-stretch-live.squashfs
があるのに気づき、「live」フォルダの中の「modules」にコピーして、StretchDogの起動時に読み込ませるようにすると、無線LANを認識しました。
StretchDogの日本語化!
日本語化の方法は、 Zstep さんの日本語パックの中から、今回は 32bit 版を使用します。この日本語パックは次々と改良版が公開されているので、最新版がどこにあるかわかりづらいですが、現在は下記のurlからダウンロードできます。
scim-mozc-root_3.0.4.4 amd64.deb / i386.deb
ターミナルから apt update を実行した後、
install.deb(s)を使ってインストールしてみてください
インストール後再起動が必要です
http://dambo.mydns.jp/uploader/file/Pp16303.tar.html
サイズ 29.1MB (30504960bytes)
ORIGINAL scim-mozc-root_3.0.4.4.tar
PASS slink
ダウンロード後のファイル名 Pp16303.tar
scim-mozc-root_3.0.4.4_amd64.deb (64bit)
scim-mozc-root_3.0.4.4_i386.deb (32bit)
具体的な日本語化の方法は、
1 Pp16303.tarを解凍します。
32bit用と64bit用の2つのファイルが生成されます。
scim-mozc-root_3.0.4.4_amd64.deb (64bit)
scim-mozc-root_3.0.4.4_i386.deb (32bit)
2 端末を起動して apt update を実行します。
3 scim-mozc-root_3.0.4.4_i386.deb を右クリック、install.deb(s)を実行
4 Do you want to continue? [Y/n]、Yを押して続行します。
5 Done. Press any key to close ... any-keyを押す
6 再起動、完了です。
日本語化した「StretchDog」です。もちろん日本語入力もできます。
日本語変換はMozcに加えて、Anthyを追加
Zstepさんが提供してくれているファイルで日本語化を行うと、日本語入力ツールとして「Mozc」がインストールされます。しかし、ときには「Anthy」も使いたいので、シノバーさんが提供してくれている「lang_pack_ja-2.1.sfs」を「lang_pack_ja-2.1.squashfs」とリネームして、先ほどの「modules」にコピーしました。
これで、「Mozc」と「Anthy」を切り替えて使えるようになります。
StretchDogの画面の明るさの調整
StretchDogを起動したばかりの画面は輝度が高く、まぶしかったので、どこかで調整できないかと思っていたら、「メニュー」→「アクセサリ」→「Redshift GUI」というのがあり、調整できるのがわかりました。
ブラウザーSlimJetを導入!
StretchDogはデフォルトのブラウザーとして、FirefoxESR がインストールされていますが、僕はChromium系のブラウザーを使うことが多いので、ひょっとしてと思い、「Synapticパッケージマネージャ」を起動して検索してみると、ChromiumはVer64があります。
なんとSlimJetもあります。
実は、この記事自体も SlimJet で書いています。
脆弱性を修正したLibreOffice6.0.1のインストール
LibreOffice(最新版) v6.0.1をStretchDogにインストール!最新版のLibreOfficeは、バージョン6.0.1になります。
Puppy Linux用に、LibreOfficeの最新版は、まだ、SFSやPET形式では提供されていません。
当然、本家 LibreOfficeのウェブサイトからダウンロードしたものを利用することになります。
LibreOfficeのウェブサイト
https://ja.libreoffice.org/
から、deb形式のものをダウンロードします。日本語化するためのファイルも同時にダウンロードします。
ダウンロードしたものは、次の3つになります。
1 LibreOffice_6.0.1_Linux_x86_deb.tar.gz (LibreOffice本体)
2 LibreOffice/LibreOffice_6.0.1_Linux_x86_deb_langpack_ja.tar.gz (日本語化ファイル)
3 LibreOffice_6.0.1_Linux_x86_deb_helppack_ja.tar.gz (ヘルプ日本語化ファイル)
まず行うことは、ダウンロードしたファイルクリックしてを解凍することです。
解凍すると、「LibreOffice_6.0.1.1_Linux_x86_deb」→「DEBS」の中にたくさんの deb ファイルがあります。これらすべてが LibreOfficeのプログラムになります。
ひとつひとつインストールすることは大変なので、
sudo dpkg -i *.deb を使用します。
残念ながら、
sudo dpkg -i *.deb
のコマンドは、ArtfulpupやDpupでは使えません。
話はStretchDogから外れますが、最新版のLibreOfficeは ArtfulpupやDpupでは使えないのでしょうか?
結論からいうと、大丈夫です。
そのために、「StretchDog」の力を借りました。
1 「StretchDog」でLibreOffice(最新版) v6.1.1をインストールします。同じように「日本語化ファイル」、「ヘルプファイル」もインストールします。
「StretchDog」は
sudo dpkg -i *.deb
が使えます。
インストール後、/opt をみると「libreoffice6.0」のフォルダができているはずです。 このフォルダをそっくりそのまま ArtfulpupやDpup の /opt にコピーすると LibreOfficeが使えるようになります。
「libreoffice6.0.1」をメニューから起動してみました。
LibreOfficeが日本の標準になることを祈っています。
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