無料のOS PuppyLinux を 仕事に使っているけれど問題なしの僕の経緯!
アップデートした部分は、
Puppy Linux フォーラムの原文を読むのが正確なので、引用しておきます。
*** New BionicDog release: 2018-06-04 ***
Changes:
- Two different ISO's available now, one with all firmware included (e.g. for WiFi, 2018-06-04-firmware_all) and one without.
(but still kept download link for the separate firmware squashfs at first post)
- Booting with encrypted savefile works now (bugfix, previously didn't work)
- Kernel upgrade to latest 4.15.0-22-generic
- Upgraded all packages (apt-get upgrade)
- Other small changes, e.g. added "sound-card-selector", modified tint2 bottom panel (volume setting)
このアップデートで、一番うれしかったのは、WiFiのファームウェアが整えられているバージョンが最初から用意されていることです。
僕は、USBアダプターの無線LAN子機を、5000円もしなかったシンクライアントノートに装着していますが、このバージョンを使うことにより、一発で認識されることができました。
ご存知のように「BionicDog」 は、「Ubuntu 18.04 'Bionic Beaver' LTS」ベースなので、2023年4月まで、長期のサポートを受けることができます。
BionicDog (Ubuntu 18.04 'Bionic Beaver' LTS) のインストール!
1 BionicDog (Ubuntu 18.04 'Bionic Beaver' LTS) のダウンロード2 無線LANを認識されるための WiFi Firmware
99-bionic_linux-firmware.squashfs
ただし、BionicDog32_2018-06-04-firmware_all.iso Size: 406MB
を利用すれば、「99-bionic_linux-firmware.squashfs」をダウンロードする必要はありません。
3 ウェブブラウザは最初から、「Firefox Quantum」が導入されています。
4 日本語化・日本語入力のためのツール
「BionicDog Beta用 fcitx-mozc-root テスト版」
日本語化・日本語入力が可能になります。(Zstepさんに感謝します)
これらをダウンロードすれば、「BionicDog (Ubuntu 18.04 'Bionic Beaver' LTS updated: 2018-06-04)」をインストールするひと通りの材料が揃うことになります。
具体的なBionicDogのインストール方法!
1 32bit版であれば「BionicDog32_2018-06-04-firmware_all.iso」をPup系のPuppy Linuxを(XenialPup7.5やArtfulpup16.11.16)起動して、クリックするとISOファイルの内容をみることができます。「BionicDog32_2018-06-04-firmware_all.iso」の内容
ここで必要なのは、「casper」フォルダーだけです。
2 内部ハードディスクまたは、USBメモリーをパーティションに分割して、[casper」フォルダーをコピーします。
「BionicDog (Ubuntu 18.04 'Bionic Beaver' LTS updated: 2018-06-04)」は十分軽快なPuppy Linuxなので、僕はUSBメモリーにインストールして、仕事に活用しています。
32GBのUSBメモリーを下記のようにパーティションに分割して、sdb4に「casper」フォルダーをコピーしています。
ただ、sdb4のパーティションには、「BionicDog (Ubuntu 18.04 'Bionic Beaver' LTS updated: 2018-06-04)」の他にも、いろいとな Linuxをインストールしたいので、下記のように、「BionicDog-sdb4」というディレクトリーを作成して、その中に「casper」フォルダーをコピーしました。
4 ブートローダーの設定。
ブートローダーはPup系のPuppy Linuxの「Grub4Dos ブートローダの設定」を利用します。
残念ながら、「BionicDog (Ubuntu 18.04 'Bionic Beaver' LTS updated: 2018-06-04)」は「Grub4Dos」で自動的に認識してくれません。
「Grub4Dos ブートローダの設定」を設定したあとに出来きる、「menu.lst」をテキストエディターで開いて、下記を追加します。
追加したテキスト
title BionicDog (sdb4)
root (hd0,3)
kernel (hd0,3)/BionicDog-sdb4/casper/vmlinuz noauto from=/BionicDog-sdb4/ changes=/BionicDog-sdb4/casper/
initrd (hd0,3)/BionicDog-sdb4/casper/initrd1.xz
「BionicDog-sdb4」は「casper」フォルダーをコピーしたディレクトリーを表しています。
このようにディレクリーを作成すると、同じパーティションに「StrechDog」や「BionicDog」を混在することができて便利です。
「PeasyWifi」による無線LAN接続
「BionicDog (Ubuntu 18.04 'Bionic Beaver' LTS updated: 2018-06-04)」のデフォルトの無線LAN接続は、「PeasyWifi」です。「Frisbee」に慣れている人は使いづらいかもしれませんが、慣れると、なかなか安定していて、気に入っています。
まずは、「prifile」タブを開いて「Scan」をクリックすると、無線LANを認識するので設定をすませると良いでしょう。
「BionicDog (Ubuntu 18.04 'Bionic Beaver' LTS updated: 2018-06-04)」の日本語化!
インターネット接続が成功すれば、「BionicDog Beta用 fcitx-mozc-root テスト版」を利用して、日本語化すれば、今回の作業は終了です。
僕が、PuppyLinuxのPup系やDog系をインストールして、仕事に活用している理由はいくつかあります。
1 Frugalインストールが可能なので、インストールメディアすら作成する必要がありません。
2 一つのパーティションに複数のPuppy Linuxを混在させ、マルチブートすることができる。
3 軽量である。
4 Dog系はアプリケーションのインストールに「apt」や「Syanaptic パッケージマネージャー」を使用できる。
5 OSそのもののコピーがディレクトリーのコピーだけで行うことができる。
などです。
最後に、「BionicDog」を起動して、「Firefox Quantum」を立ち上げたところを紹介します。
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