超軽量Linux:XenialPup 7.5 CE PAE版の作成と日本語版

どうして重くているアップデートが始まるかわからないようなWindowsをつかうのだろう


とってもキャッチーで悪意のあるようなタイトルですが、心の片隅にいつも抱いている思いです。

今から、急ぎの仕事にとりかかろうとすると、アップデートの催促と再起動のメッセージ。

言われた通りにやると、今度は仕事に使うアプリケーションが動かない。

こんな経験をするうちに、僕はだんだんWindowsを使わなくなりました。といっても職場のメインはWindowsマシンなので、頼っているところも多いのですが、それでも、できるだけ軽いLinuxでWindowsとの互換性を保つようにすることの方が多くなりました。

Windowsとの互換性を保つのは、現在はそれほどむずかしくないような気がしています。

書類の作成なら必要以上の装飾さえしなければ、十分そのままWindowsでも活用できます。

また、ブラウザーだけでできる仕事も多くなり、これであれば、OSの種類を問われることはありません。

しかし、そのLinuxもバージョンアップされるたびに大きく重くなっている気がします。

そこで、今回は、サポート期間が延長された Ubuntu 16.04 LTS (Xenial Xerus) をベースにした XenialPup 7.5 CE を取り上げることにしました。

この記事も、XenialPup 7.5 CE で書いています。




今回は、超軽量Linux:XenialPup 7.5 CE PAE版の作成し日本語版を公開することにしました。

日本語化し日本語変換にMozcを使用出来るようにしました。

オリジナルの XenialPup 7.5 CE の弱点


32bitのオリジナルの XenialPup 7.5 CEは軽くて素晴らしいPupletsなのですが、一つ弱点だと思われることがあります。

オリジナル版は PAE非対応のカーネルを使っていることです。つまり、オリジナルのままだと4GB以上のメモリーを認識することができません。

いくら古いパソコンを使い続けていると言っても、さすがにPAE非対応のものは少なくなっています。

また、最近のブラウザーはメモリーをたくさん消費するので、4GB以上のメモリーを認識しないと、ブラウザーそのものが固まってしまいます。

そもそも、XenialPup 7.5 CE PAE版の作成 を思いついたのは、オリジナルの XenialPup 7.5 CE を使っていて、ブラウザーのタブをたくさん開くと固まってしまうことを何度か経験したからです。

そこで、XenialPup 7.5 CEのカーネルを入れ替えて、PAE対応にしました。少し工夫して、多数の無線LANアダプターをデフォルトで認識するようにしました。

システムの情報を表示させると、確かにPAE対応になっています。

Linux Kernel: 4.9.96-lxpup-32-pae (i686)
Kernel Version: #1 SMP Thu Apr 26 11:45:00 +08 2018




メモリーもきちんと4GB以上を認識しています。







XenialPup 7.5 CE PAE版の作成と日本語化版の公開


XenialPup 7.5 CE PAE版の作成と日本語化版のダウンロードは下記になります。
Xenialpup-7.5-K4.9.96-Pae-JP.iso のダウンロードリンク

いろんな工夫をしながら、XenialPup 7.5 CE を PAE化し、isoファイルを作成することができましたので紹介します。

また、XenialPupの非PAEと同等なハードウェアーも認識すると考えています。もちろん、すべてを試すことは不可能ですが。

さらに、日本語変換もAnthyと変換効率の良いMozcもインストールしました。

最初に起動すると、anthy が起動しますが、言語バーの「Anthyの部分」をクリックすることで、mozc に切り替えることができます。




もともと、自分のために作成したものなので、どれだけ有用のものができたかはわかりませんが、超軽量なLinuxの世界を体験していただければと思っています。

自由にダウンロード、使ってもらって構いませんが、当たり前のことですが自己責任でお願いします。

実際、僕自身もこのXenialpup-7.5-K4.9.96-Pae-JPをインストールして使っていますが、フルーガルインストールのみで試しているので、お知りおきください。





スポンサーリンク





スポンサーリンク


スポンサーリンク



0 件のコメント :

コメントを投稿