この記事でわかること
デスクトップ環境、ウィンドウマネージャー、ファイルマネージャーなど、様々な選択肢があります。
その中でも、PuppyLinuxのS15Pup32は特に注目に値する存在です。
この記事では、S15Pup32の特徴とその利点、さらにWindows環境を実現するためのWineの導入について解説します。
目次
1 序文
2 PuppyLinux S15Pup32の概要
3 Slackwareベースの32ビット環境
4 Windows環境との互換性: Wine 5 まとめ
PuppyLinux S15Pup32の概要
PuppyLinuxのS15Pup32は、軽量で高速なLinuxディストリビューションです。
インストール時の最小要件は、256MBのRAMと300MB程度のストレージ容量だけで、古いPCやリソースが限られた環境でも快適に動作します。
起動時間も非常に速く、ライブCDやライブUSBメモリから起動してすぐに使えるのが特徴です。
また、PuppyLinuxは完全にオープンソースで無料のディストリビューションであり、プロプライエタリなコードは一切含まれていません。
さらに、PuppyLinuxコミュニティによって積極的に開発が行われており、常に最新のアプリケーションが提供されています。
Slackwareベースの32ビット環境
S15Pup32はSlackwareベースで、現在もこれからも32ビット環境をサポートする体制であることが大きな特徴です。
多くの主要Linuxディストリビューションが64ビット環境に移行する中、32ビット環境をサポートし続けるディストリビューションは限られています。
これにより、古いハードウェアでも最新のソフトウェアを利用することが可能になります。
例えば、10年以上前の古いノートPCでも、最新のブラウザ、オフィススイート、メディアプレーヤーなどを快適に動作させることができます。
Windows環境との互換性: Wine
さらに、S15Pup32では、Windows環境を実現するWineが標準で導入可能です。
WineはWindows互換レイヤーと呼ばれるソフトウェアで、LinuxでMS WindowsアプリケーションをネイティブのWindows環境と同様に動作させることができます。
例えば、Microsoft Officeや Adobe Photoshopなどの一般的なWindows用ソフトウェアを、Linuxでもほぼネイティブレベルのパフォーマンスと機能で利用できます。
また、一部の古いWindows用ゲームもプレイ可能です。
これにより、LinuxでMS WINDOWS用のフリーソフトやプロプライエタリソフトを動作させることが可能になります。
Windows専用のソフトウェアを使いたいが、Linuxの利点も活かしたいというユーザーにとって、大きなメリットとなります。
僕は、Microsoft Officeや Adobe Photoshopなどの一般的なWindows用ソフトウェアをWineで動作させることにはあまり興味を持っていません。
どうしても、上記のものを動作させたい時は、クラウドにアクセスして仕事をしています。
僕の目的は、MS WIndows用に開発された優秀なフリーソフトを活用するのが主な目的になっています。
S15Pup32にWine環境を導入する
僕がよく利用するのは、PortableWine です。
下記にダンロードサイトを紹介します。
PortableWine のダウンロード
僕がWineで動作させている便利なアプリケーション
僕がWineで愛用しているのは おぬま ゆういち(小沼雄一)さんの開発されたアプリケーションです。
O's Editor2
O's Editor2は、「WYSIWYGを実現した強力な印刷機能」や「すべての設定項目を簡単に切り替えられるスタイルタブ」「プロのためのシナリオ機能」を備えているエディターです。
詳しくは、下記のサイトをご覧ください。
http://ospage.jp/soft/oseditor2/oseditor2.html
標準スタイル
原稿用紙
その他にもたくさんのスタイルに一瞬で変更することができます。
その他にも、下記のようなアプリケーションを使わせてもらっています。
O's Address
O's Schedule
OSをインストールして持ち運ぶなら、小さなUSBメモリがおすすめです。
僕も、コンピュータに挿しっぱなしで使っています。
もし、少しお金がかけられるなら外付けの小さなSSDがお勧めです。
まとめ
軽量でありながらもパワフル、そして柔軟性が高いのが最大の特徴です。
これにより、古いハードウェアでも最新のソフトウェアを利用し、さらにWindows専用のソフトウェアも動作させることが可能になります。
コストをかけずに、長期間PCを活用したいユーザーにとって最適な選択肢となるでしょう。
今後もPuppyLinuxコミュニティによる開発が継続されることで、S15Pup32のさらなる進化が期待できます。
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