日本製Linux「open.Yellow.os」の正式版が公開されました!
open.Yellow.osとは、日本発のフリーのOSで、Linuxディストリビューションのひとつです。
Linuxとは、世界中で使われているオープンソースのOSで、安定性やセキュリティが高く、カスタマイズ性も豊富なのが特徴です。
open.Yellow.osは、Linuxの中でもDebianというバージョンをベースにしており、日本語環境に特化した設定や機能が備わっています。
つまり、日本語化や日本語入力の設定することなく、すぐに使い始めることができます。
open.Yellow.osの開発チームは、「自由」「冒険」「挑戦」をモットーにしており、日本のイノベーションを復活させることを目指しています。
そのため、open.Yellow.osは、使いやすく安定したOSであるだけでなく、何者にもとらわれない自由な発想や探究心を刺激するようなOSでもあります。
open.Yellow.osの魅力は何か?
open.Yellow.osには、他のOSにはない魅力がたくさんあります。その中でも、僕がが特におすすめしたいポイントを3つ挙げてみました。
1. 日本語環境に最適化されている
さきほども述べましtが、open.Yellow.osは、日本語環境に最適化されているOSです。
日本語入力やフォント、キーボードレイアウトなど、日本語を快適に使えるように設定されています。また、日本語に関するドキュメントやサポートも充実しており、初心者でも安心して使えます。
2. オリジナルのデザインと機能が魅力的
open.Yellow.osは、オリジナルのデザインと機能が魅力的なOSです。
デスクトップ環境は、シンプルで洗練された「Yellow Desktop」というものを採用しており、見た目も操作性も抜群だと思います。
また、open.Yellow.os独自のアプリケーションやツールも多数用意されており、例えば「Yellow Store」というアプリストアでは、open.Yellow.osに対応した様々なアプリを簡単にインストールできます。
3. コミュニティが活発で楽しい
open.Yellow.osは、コミュニティが活発で楽しいOSです。
開発チームはもちろん、ユーザー同士も積極的に交流や協力をしており、ブログやYoutubeチャンネルなどで情報を共有したり、イベントや勉強会などを開催したりしています。
フレンドリーなコミュニティや活発な情報提供もあり、使いやすいOSだと思います。
open.Yellow.osでビジネスを加速させる方法
冒頭でも紹介したように、open.Yellow.osとは、日本語環境に重点を置いたフリーのオペレーティングシステムです。
Linuxをベースにしており、安定性やセキュリティが高く、カスタマイズ性も抜群です。
デスクトップ環境はGNOMEを採用しており、シンプルで使いやすいインターフェースが特徴です。
また、Flatpakという技術を使って、様々なアプリケーションを簡単にインストールできます。
日本語入力環境もFcitx5という最新のものを採用しており、快適に日本語を入力できます。
現在は23.04 dandelionというバージョンが最新です。
開発者はコダシマタカヒデさんという方で、PC-FREEDOMというブログやYoutubeチャンネルで情報発信をしています。
彼の目標は、open.Yellow.osを通じて日本のイノベーションを復活させることだそうです。♪
open.Yellow.osのビジネスでの活用方法
では、open.Yellow.osはビジネスでどのように活用できるのでしょうか?
僕は、昨年度、教職をしりぞいて、ブログやfacebook投稿など活動をしていますが、open.Yellow.osはその作業を効率化するために役立っています。
具体的には以下のようなメリットがあります。
- フリーなのでライセンス料がかからない
- Linuxなのでウイルスやマルウェアの心配が少ない(ウィルス対策ソフトも最初からインストールされています)
- Flatpakで必要なアプリケーションを簡単にインストールできる
- GNOMEでシンプルで快適な作業環境を構築できる
- Fcitx5で日本語入力がスムーズにできる
例えば、僕はブログ記事を書く際には、Markdownという記法を使いたいと思っていますが、FlatpakでTyporaというMarkdownエディターをインストールすることができます。
Typoraは非常に使いやすく、リアルタイムにプレビューが見られるだけでなく、画像や数式なども簡単に挿入できます。
また、PDFやHTMLなど様々な形式にエクスポートすることも可能です。
このように、open.Yellow.osでは必要なソフトウェアを自由に選んでインストールすることができます。
また、動画編集には Shotcut というソフトウェアを使っていますが、これも Flatpak 経由でインストールできます。
Flatpak を使えば、ソフトウェアのインストールや更新が簡単になりますし、セキュリティや互換性の問題も少なくなります。
これは、ビジネスにおいて時間や労力を節約することにつながります。
Fcitx5 で日本語入力が快適になる
Fcitx5 とは、Linux 向けの日本語入力システムです。
Fcitx5 を使えば、さまざまな入力メソッドや辞書を自由に選択できます。
open.Yellow.os では、Fcitx5 が標準で使えるようになっています。
つまり、日本語入力が快適になるということです。
例えば、私は Mozc という Google 日本語入力のオープンソース版を使っていますが、これは Fcitx5 経由で使えます。
open.Yellow.osのインストール方法
最初に、一般的なインストール方法を紹介します。
次に、open.Yellow.os をフルーがるインストールする方法についてのべます。
フルーガルインストールする方法が今回のメインになります。
この記事もフルーガルインストールした open.Yellow.os で書いています。
open.Yellow.os の一般的なインストール方法
open.Yellow.osのインストールには、以下のものが必要です。
- DVDドライブまたはUSBポートがあるコンピューター
- open.Yellow.osのインストール用isoイメージファイル
- 空のDVDディスクまたはUSBメモリ(4GB以上)
まず、open.Yellow.osの公式サイトからインストール用isoイメージファイルをダウンロードします。
下記のリンクからisoイメージファイルをダウンロードします。
https://sites.google.com/view/open-yellow-os
ダウンロードしたファイルは、DVDディスクに焼くか、USBメモリに書き込むことでインストールメディアを作成します。
DVDディスクに焼く場合は、WindowsやmacOSなどの標準的なソフトウェアを使えます。USBメモリに書き込む場合は、EtcherやRufusなどの専用のソフトウェアを使う必要があります。
インストールメディアを作成したら、コンピューターに挿入し、電源を入れます。
コンピューターの起動順序を変更して、インストールメディアから起動するようにします。
起動順序の変更方法は、コンピューターのメーカーやモデルによって異なりますが、一般的にはBIOSやUEFIの設定画面で行えます。詳しくは、コンピューターのマニュアルやサポートサイトを参照してください。
インストールメディアから起動すると、open.Yellow.osのロゴが表示された後、インストーラーが起動します。
ope.Yellow.os のインストーラーは、Linuxの一般的なインストーラーなので迷うことはないと思います。
インストーラーでは、言語やキーボードレイアウト、タイムゾーンなどの基本的な設定を行います。
また、ハードディスクやSSDのパーティションやフォーマットも行います。
パーティションやフォーマットについては、初心者の方は自動で行うことをおすすめします。詳細な設定を行いたい場合は、手動で行うこともできますが、注意して行ってください。
くれぐれも、既存のOSなどを消去してしまわないように慎重に操作を行ってください。
基本的な設定が終わると、インストーラーはopen.Yellow.osのシステムファイルをコピーし始めます。この作業には数分から数十分かかります。
コピーが終わったら、インストーラーは再起動を促します。再起動する前に、インストールメディアを取り出してください。
再起動後、open.Yellow.osが正常にインストールされていれば、ログイン画面が表示されるはずです。
open.Yellow.os のフルーガルインストールの方法
今回のメインテーマになります。
スクリンショットは、一つ前のバージョンですが、インストール方法は丸っきり同じなので、ご了承ください。
最初に、フルーガルインストールについて簡単に説明します。
フルーガルインストールとは、他のOSがインストールされているパーティションに同居させることのできるインストール方法です。
さらに、一つのフォルダーの中にOSのすべてをインストールできるので、管理が楽です。
現在のOS環境のバックアップをとったり、他のメディアにコピーするのもフォルダーをドラッグ・ドロップするだけです。
もちろん、ユーザーがあとから追加したアプリケーションやデーターはシステムと完全に分離されているので、OSを初期状態に戻すのもいたって簡単です。
1. open.Yellow.os の公式サイトからISOイメージをダウンロードします。
公式サイトは下記になります。
https://sites.google.com/view/open-yellow-os
2. ダウンロードしたISOイメージをISOファイルの内容を表示できるOSなどで開いて、antiXのフォルダーだけをUSBメモリやHDDなどにコピーします。
僕は、この作業にはいつもPuppyLinux(DpupStretch 7.5 CE)を使っています。
isoファイルの内容が表示できてコピーできるものなら何でも構いません。
iso ファイルをクリックすると下記のようになります。
先ほどもいったように、必要なのは antiX のフォルダーだけです。
antiXのフォルダーをインストールしたいメディアにコピーするだけで作業は完了です。
3. 後は、ブートローダーをインストールして、USBメモリやHDDから起動します。
grubのメニューエントリーは簡単に次のようになります。
menuentry "open.Yellow.os"{
set root='(hd0,5)'
linux /antiX/vmlinuz bdev=sda5 pdir=antix rw quiet splash lang=ja_JP tz=Asia/Tokyo persist_static
initrd /antiX/initrd.gz
linux行はpersist_static まで一行なので注意してください。
(hd0,5) などのパーテンションは任意で変更してください。
上記はHDDの場合なのではkernel行はbdev=sda5(パーテンションは任意)となっていますが、USBメモリなどにインストールする場合はbdev=sda5を root=/dev/sdb3 などに変更してください。
セーブしないで起動、お試しの場合は
persist_staticをstatic_rootに変更すればセーブしません。
grubのメニューエントリーでは、UUIDは必要ありません。
一方、Grub4Dos などのブートローダーは下記のようになります。USBメモリにインストールした場合です。
title Linux open.Yellow.os-23.02-rc1 (sdb3/antiX)
uuid 73b8fa11-1c24-4ba6-9311-6947fc5667a2
kernel /antiX/vmlinuz quiet root=/dev/sdb3 bdir=antiX rw lang=ja_JP tz=Asia/Tokyo persist_static
initrd /antiX/initrd.gz
先程も述べたように、
HDDの場合はkernel行のroot=/dev/sdb3をbdev=sda5(パーテンションは任意)にしてください。
uuidは、ターミナルなどで blkid というコマンドで調べることができます。
4. インストールが完了したら再起動します。
以上でフルーガルインストールが完了です。open.Yellow.os をお楽しみください!
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